
Kindleで『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった一つのこと』を読みましたので、たまには読書感想文のような感じでまとめていきます。

引用:Amazon.co.jp
まずこの本を読もうと思ったのは、「喜ばれる人になりなさい」というフレーズと、「編集者が5回泣いた」というキャッチコピー。
ビジネスの自己啓発本で泣くってどういうことだろう?と気になってクリックしてみたのが始まりでした。
タイトルにもあるとおり、この本は一貫して「喜ばれる人になりなさい」というたった一つの心得を、著者の経験とともに読者に語りかけるタイプでした。
ビジネス書ともなると、難しい話ばかりで読みにくいというのがよくあるのですが、本作は物語のような形で話が進行していき、要所でこの「心得」を伝えるお母さんからのメッセージという構成になっていて、まるで小説を読んでいるような感覚でスラスラと読めるのがすごい。
また、読みやすさの配慮だと思うのですが、各章として別れつつも、その中での小さなストーリーが細かく別れており、3ページぐらい(端末によるかも)で区切りとなっていますので、一息付きながらどんどん読めるのが、読者のことが考えられているなと思いました。
でもビジネス書としてもちろんちゃんとしていて、この「喜ばれる人になりなさい」というメッセージが、いかにして大事であるか、それが著者の実体験とともに語られているので、分かりやすい。
この心得、「人に優しく」という道徳的な当たり前で、ついつい忘れがちですけれども、生きていくために、より仕事をうまく行かせるために、とても大事なことだというのは再認識できました。
また文中に出てくる、お母さんからの説教のような教え。著者の子供ながらにうるさいなと思っていながらも、ちゃんと子供のことを考えて教えているのがわかり、お母さんってすごいな。って思いました。
それと同時に、いつか僕が子供を持つことになったら、こういう大事なことはしっかり教えてあげたいと思いました。
仕草や立ち振る舞いのしつけも大事ですが、道徳というか志というか、こういうのはしっかり教えてあげるのも親の務めだなとしみじみ。
今度、実家に帰るときにも、お母さんにありがとうって伝えたい。そんな素敵な本でした。
気になった方は、書店でもKindleでも、手にとって読んでみてはいかがでしょうか。
『喜ばれる人になりなさい 母が残してくれた、たった一つのこと』
それでは。
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